13年目「あさまにこにこ市」

松本市浅間温泉1の「浅間温泉わいわい広場」で毎月第4水曜日に開いている「あさまにこにこ市」は、今年で13年目を迎えた。地域の漬物名人の味、地元の農産物や総菜類などが並ぶ市は観光客や地域の人らが利用。関係者のにぎわいの火種を絶やしたくない─との思いが継続の力となっている。
ホテル玉之湯(浅間温泉)が隣接地に開いた「つけもの喫茶」で提供する地元のお母さんたちの味が好評で、販売を希望する声に応えて2008年5月にスタート。平日でも浅間温泉に足を運んでもらえるよう、月1回、水曜日の催事として店の周辺で始めた。
昨年からは、玉之湯の役員や地元活性化を願う人たちが出資し立ち上げた株式会社「地食地産」が運営するわいわい広場に会場を移転した。広場には、野菜や漬物などの発酵食品、加工品を毎日販売する直売所が営業するが、毎月「目玉」を設けるなど品ぞろえを拡大。市開催日の直売所の売り上げは平日の倍以上に上るという。
7月22日の市には、地元の本郷小学校特別支援学級の児童が、手作りの紙粘土細工、野菜、多肉植物、花苗などを並べた店を出店。就労継続支援B型事業所「ふれっ手」(同市旭2)もいなりずしや布製品などを対面販売した。
4年ほど前から訪れている同市笹賀の主婦(66)は「漬物は市販品とはひと味違い、野菜や総菜類もおいしい。家族的な雰囲気がよく毎月楽しみ」。地食地産の山﨑圭子社長(62)は「にぎわい創出のため、細く長く継続していくことが大切。市への出店希望が増え、参加した団体の取り組みが地域に知ってもらえるなど好循環が生まれたらうれしい」と話している。
次回は8月26日の予定。