「カンデラゲストハウス」体験型施設に 旅や絵に触れる場所

みそ蔵の面影を残す松本市北深志1の「カンデラゲストハウス」が、これまで素泊まり専門だった宿を、「旅する絵描きに会える場所」として体験型施設にリニューアルした。経営する栗谷さと子さん(32)は各地を旅しながら絵を描いており、ゲストハウスの運営に生かしていく。
カルチャー講座をきっかけに絵を始めた栗谷さん。2013年からゲストハウスを営むのと同時に、ライフワークとしてアジアやヨーロッパなど十数カ国を旅しながら絵を描いてきた。イラストレーターとしての依頼も多く、信毎松本専売所が月1回発行する「M’sLife(エムズライフ)」の表紙や、オートバイ雑誌の連載なども担当。画集や絵本も発行している。
ゲストハウスには、栗谷さんが描いたイラストの原画が飾られ、旅に持って行くスケッチブックが数十冊並ぶギャラリーもある。水彩の描き方は独特で、使う絵の具は3原色と1色のみ。柔らかな色合いと優しいタッチが特長だ。「旅日記を見ながらおしゃべりをしたり、水彩画の描き方を教えたりしながら心地良い時間を提供したい」と栗谷さん。
宿の運営を始めて7年たち、リニューアルを考えていたところ、新型コロナウイルスが拡大。従来のドミトリー(相部屋)宿泊をやめ、地元の人が利用しやすいようにした。栗谷さんは「旅や絵に憧れを抱く人が1歩を踏み出すきっかけになれば」と話している。
日帰りで1回1組(4人まで)限定。滞在は3時間で1人3000円、2人目以降は2000円。土曜、祝日のみの宿泊プランもある。当面は県内在住者が対象。℡070・6993・8900