明治時代の体操など紹介 旧開智学校企画展「体育と保健」

松本市の国宝旧開智学校校舎は企画展「開智学校の体育と保健」を開いている。明治時代の小学生がやっていた体操や往時の伝染病対策を、所蔵する資料約50点を通じて紹介している。

当時の感染病対策も

一般的な小学校で西洋式の体操が盛んになったのは明治期の後半とされるが、当時女鳥羽川沿いにあった開智学校は校庭が広かったこともあり、1874(明治7)年ごろから取り入れていたという。そのいくつかを、開智小学校5年生が再現した約4分間の動画を上映している。
1918(大正8)年ごろに作られたスペイン風邪(インフルエンザ)の感染予防策は▽大勢人が集まっているところに行かない▽人と話すときは約1メートル離れる▽マスクを着用▽ハンカチなどを当てずに無遠慮に咳をする人からは遠ざかる|など、新型コロナウイルス対策にも通じる。
企画展は当初、東京五輪に合わせて体操やスポーツに焦点を当てた内容を予定したが、コロナ禍と五輪延期を受けて急きょ変更した。学芸員の遠藤正教さん(36)は「体育も保健も、試行錯誤を経て今がある。当時の研究に携わった人の思いなどを感じてほしい」。
9月22日まで。会期中は無休。同校舎℡0263・32・5725