2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

拉致被害者帰国願う歌 北朝鮮向け短波ラジオ番組で放送

「みんなで待っているんです帰して下さいあの国よ愛しい我が子を私のもとにお願いします今すぐにでも命の灯火消える前どうかどうか」(4番)。朝日村の白木まち子さん(70)が北朝鮮拉致被害者の帰国を願って作詞作曲し、自ら歌う「みんな待っているんです」の歌詞の一部を朝鮮語に訳した。6日まで北朝鮮向けの短波ラジオ番組「ふるさとの風」で放送されている。
政府の拉致問題対策本部が放送する同番組で「みんな─」が流れるのは、6月末に続き2度目。今回は日本語詞の1~3番に加え、「北朝鮮の人々にも思いが届けば」と、4番を韓国出身の知人らの協力で朝鮮語に訳して歌った。
白木さんは飲食店を営みながら長年、歌のボランティアや作詞作曲の勉強を続けている。昨年10月に拉致被害者の蓮池薫さん(新潟県柏崎市)が松本市内で行った講演で「全員が帰国できるよう世論で訴えてほしい。皆さんにもできることがある」と聞き、「私にできることは歌」と曲を作った。
「涙に揺れるあの月をおまえはあの国で見ているか無事でいるのか元気でいるか見せておくれよおまえの顔を聞かせておくれ今の声」(1番)
蓮池さんにデモテープを送り、ラジオ放送が実現した。白木さんは、拉致被害者の横田めぐみさんの父、滋さん(6月5日に死去)らの存命中に曲が間に合わず、残念だったとしながらも、「諦めずに世論を盛り上げ、全員の解放帰国を実現させたい」と力を込める。
放送中の番組は、内閣官房拉致問題対策事務局のホームページから音声ファイルがダウンロードできる。