旭町中出身・深澤 県高校女子初の11秒台

陸上の「JOCチャレンジ記録会」は8月29日、松本市の信州スカイパーク陸上競技場で開いた。同市旭町中出身の深澤あまね(佐久長聖高3)が、女子100メートルで県高校女子初の11秒台となる11秒88をマークし、200メートルも24秒44で、ともに自身が昨年樹立した2つの県高校記録を塗り替えた。
女子100メートル(出場18人)2組(9人)で、自己記録12秒00の深澤と同12秒01の北沢栞(豊科高3)、同12秒13の南山歩乃伽(松本国際高3)が同走。後半に抜け出した深澤が、北沢(12秒21)に100分の33秒差をつけてゴールした。南山は12秒36。
「落ち着いてスタートできた。後半は体が浮かないようにイメージし、自分の走りができた」と深澤。「前半から攻めた」という200メートルでも自身の県高校記録を100分の9秒更新したが、「後半はいまひとつ加速できなかった」と満足せず、「200メートルはタイムを縮められると思う。今日出した記録を全国で更新したい。100メートルは11秒7台が目標」と闘志を燃やす。
深澤は旭町中3年時に、100メートル障害で全国7位。高校は寮生活を送り、短距離専門に切り替えて才能が開花した。目標としてきた全国総体(インターハイ)の中止が決まった時はショックが大きく、立ち直るのに時間がかかったというが、「励ましてくれた先生や家族、仲間に支えられ、ここまで続けることができた」と感謝の言葉を口にした。
100、200メートル(25秒09)とも2着だった北沢は、レース後に深澤に駆け寄って記録更新を祝福した。「正直、悔しいけれど、小学生のころからずっと同じ大会に出場してきた仲。次は負けない」と全国大会での逆転を誓った。
記録会は、新型コロナウイルスの影響で中止になった今夏の全日本中学校選手権(全中)とインターハイの代替として、日本陸連が開く全国中学生大会(10月16~18日・横浜市)、全国高校大会(10月23~25日・広島市)の参加標準記録突破を狙う機会。長野陸協が独自に開催した。
深澤、北沢、南山らは別の大会ですでに参加標準記録を突破しているが、全国大会は記録の上位から出場者が絞られる見通し。
併せて、今夏に中止された東海選手権の出場権取得者にも競技の場を設けようと、中高生と大学生、一般の混合で男子18、女子15種目を行った。