2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

松商祭 「密」避け力尽くして

松本市の松商学園高校(県3)は8月28日、73回目の文化祭「松商祭」を開いた。新型コロナウイルス感染予防で校内祭とし、主に文化系の部活動や同好会がステージや展示で発表。全校生徒1300人余の同校は「密」を避けるため“祭り色”は抑えたが、短い準備期間で生徒が力を尽くしたことが発表から伝わった。
恒例の校内装飾やクラス展示、さまざまな企画などを行わず、体育館でのステージ発表の鑑賞者は抽選で決定。生徒の多くは文化部の活動を記録したビデオを教室で見るなどした。
それでも一体感を出そうと、全員が校名を書いた黒いTシャツを着用。体育館の床に、1メートル間隔で生徒が座る場所をビニールテープを張って示すなど、企画・運営する生徒会の苦心が見られた。
約1時間のステージ発表を披露したダンス愛好会「MGD」(41人)は、2月半ばから活動を停止し、1年生を勧誘できたのは6月から。練習再開は7月に入ってからで、部員が費用を出し合って市の施設を借り、週3~4回行ってきた。
部長の3年生、鶴見琳さん(18、安曇野市豊科高家)は「肉体的にも精神的にもぎりぎりだったが、いい経験をさせてもらえた。今はいろんな人に『ありがとう』と伝えたい」とすがすがしい表情だった。