愛を込めて陶器で車 鴨さん夫妻作陶展

茅野市に「鴨工房」を構える鴨瑞久さん(48)と暁子さん夫妻の作陶展「鴨工房のうつわと小さな置物と…」が27日まで、松本市深志3のギャラリー喫茶「Gargas(ガルガ)」で開かれている。皿やカップなどシンプルな器と並んで、瑞久さんの古いフランス車への愛が散りばめられた展示内容となっている。
車好きの瑞久さんは愛車だったフランス・シトロエン社の「2CV」を手放した後悔の念をきっかけに、陶器で車を作るように。1970年代のフランス車を中心に、その頃の国産車などのミニカー、バッジ、箸置きなどの作品を作っている。
暁子さんは育児休暇中で、今展はほとんどが瑞久さんの作品。福島県出身の瑞久さんは「笠間焼」の産地、茨城県笠間市で修業を積んだ。同県窯業指導所(現・県立笠間陶芸大学校)で釉薬(ゆうやく)の研究をしたこともあり、コバルトブルーやサーモンピンク、キラキラ輝く白などきれいな色で車や器を焼き上げる。
瑞久さんが作った車を約10年前に友人からプレゼントされたガルガのマスターが、いつか瑞久さんの個展を-と思っていたところ、昨年本人と出会え、開催が実現した。
会期中は、より細部にこだわった約20分の1サイズの2CVの制作に挑戦。在廊する12、19、27日、作業風景を見学できる。月、火曜休み(21、22日営業、23~25日休)。同店 ℡0263・39・5556