野鳥の切り絵展

信州野鳥の会(事務局・松本市)会員で環境調査員の中村照男さん(69、池田町中鵜)による「野鳥の切り絵展」が、塩尻市立自然博物館(塩尻町)で開かれている。独学で試行錯誤しながら25年間作り続けてきた作品のうち、ここ5年ほどの50点を展示している。11月8日まで。
切り絵を始めたのは、毎月発行される同会の会報表紙が、文章だけでは殺風景だから何かアイデアはないか、と相談されたことがきっかけ。描いた下絵を基に黒い厚紙をカッターナイフで切り抜いて制作。表紙を飾った作品は300点にのぼる。
尾羽を立て大きな口を開けて鳴くコマドリ、こちらをじっと見つめるフクロウ、猛禽(もうきん)類の鋭い目など、野鳥の姿が生き生きと表現されている。また、羽毛の流れや背景の植物の葉脈など細部までこだわる。「絵は必ずどこかでつながり、白黒だけで表現するという制約が、不便でもあるが面白さでもある。70歳になったらもっと力を入れたい」と中村さん。
今月から10月にかけて白樺峠(松本市奈川)の「タカ見の広場」に常駐し、サシバ、ハチクマ、ノスリなどのタカの渡りを観察している。「運が良ければ、100羽の群れが川のように飛んでいく圧巻の光景が見られる。天気のいい日に白樺峠にも足を運んでください」
午前9時半~午後4時半。月曜と祝日の翌日は休館。入場料は高校生以上300円、中学生以下無料。同館℡0263・53・6342