「俳句羅の会」発足20周年記念し合同句集

俳人の飯島ユキさん(松本市深志3)が代表を務める「俳句羅(ra)の会」が、発足20周年を記念する合同句集を発行した。会員有志93人の20句ずつを掲載。計画していた記念イベントはコロナ禍で中止したが、会員には「こんな時だからこそ、生活に俳句があって良かった」という声が多いという。
合同句集の発行は15周年に続き2冊目。各自がこの5年間に詠んだ句から飯島さんが選んで題名を付け、一人ひと言ずつメッセージも載せた。
作品の採録や入力など作業の多くを会員の「編さん委員会」が担ったが、ウイルス感染予防で校正会が開けず、20日間かけてファクスとメールでやりとりした。委員長の宮田木実さん(同市元町)は「装丁や文字、紙面の空間などの美しさも大切にした」という。
同会は2000年8月に発足。県内と東京、岐阜県中津川市に10の句会があるほか、海外から投句する人もいる。中学1年生から97歳まで約100人が、句歴や年齢に関係なく切磋琢磨(せっさたくま)して句作している。
飯島さんは「忘れられない合同句集になった。これからも俳句の基本は大切にしながら、個性が表れる句が詠める会にしていきたい」と話している。