【山雅 Next Match】vs ジュビロ磐田(10日14時・サンプロアルウィン)

7試合ぶり白星後半戦へ

布啓一郎監督を解任し、選手の獲得などを担当する柴田峡・編成部長(54)に指揮を託して低迷するチームの立て直しを図る山雅。監督交代から3戦目となった24節・山形戦(4日)で今季初の3得点を挙げ、7試合ぶりの白星を手にした。
この試合の前、就任後の2戦を1分け1敗としていた柴田監督は「(今季の山雅は)もともと戦力的に低いわけではないが、思った通りのゲームができず、選手が自信を失っていた。『とにかく前向きにやろう』という話をしている」と語っていた。
1年でのJ1復帰という目標を掲げ、今季に臨んだ山雅だが、リーグ前半の21戦は4勝7分け10敗、20位という想定外の順位で折り返した。
今季就任した布監督は、反町康治前監督が築いたものを踏襲しつつ、若手選手を積極的に起用。22歳のMF米原、大卒2年目のDF大野が定位置を獲得しつつあるなど一定の成果を挙げたが、DF田中隼やDF橋内らチームの雰囲気を引き締めるベテランがけがで不在だったこともあり、成績は伸び悩んだ。

監督交代でメンタル立て直し

リーグ前半の苦戦の大きな要因は、失点の多さだ。6失点を喫した21節・琉球戦(9月23日)に代表されるように、半数を超える11試合で2点以上を失い、その結果は4分け7敗。2失点以上すると勝つのは容易ではない。
柴田監督は、急な戦術変更や練習の強度を上げるのが難しい過密日程の中で、まずメンタル面の改善に取り組んだ。練習時から笑顔を絶やさず、選手たちの顔を上げさせることに努めた。
昨年まで反町元監督の下で3季、コーチを務めた山形の石丸清隆監督は、監督交代後の山雅の印象を「守備意識が高くなり、(山雅らしい)強度も戻ってきている」と分析した。その言葉通り、3得点のうち2点は、相手陣内の高い位置でボールを奪って挙げたもの。今後の挽回を期待させる内容だった。

次節、ホームで磐田戦

次節の相手、磐田ってどんなチーム?
(1)成績不振で監督が交代。
(2)J1出場641試合の“レジェンド”遠藤保仁(40)選手が加入!
昨季はともにJ1だった山雅と磐田。磐田も1日、スペイン人のフベロ監督を解任し、かつてクラブの黄金期に指揮を執った鈴木政一・強化本部長(65)への交代を決断。さらにカンフル剤として、G大阪から遠藤選手を期限付き移籍で獲得しました。

変化した両チームの戦い
最近は歯車がかみ合わない試合が続く磐田は、遠藤選手のいきなりのサンアル登場もあり得ます。山雅は前回対戦(10節・8月8日)で敵地で1─2で敗れたリベンジがなるか。ともに変化した両チームの一戦に注目です。