短歌館で歌人・太田青丘生誕111年企画展

塩尻市広丘原新田の塩尻短歌館は、地元出身の歌人太田青丘(せいきゅう、1909~96年)の生誕111年を記念する企画展を開いている。掛け軸や手紙、写真、「芭蕉と杜甫」の直筆原稿など約30点を展示。16日と11月は催しも行う。
青丘は、歌人太田水穂の兄・嘉曽次の子として生まれ、後に水穂・四賀光子夫妻の養子となった。中学時代は「漢文」というあだ名を付けられるほど夢中になり、東京大文学部では漢詩と和歌の比較文学の研究で学位を取得。法政大文学部教授として長く教鞭(きょうべん)をとった。
65年に水穂が設立した短歌結社「潮音社」を引き継いで代表となり、広丘小学校校歌の作詞、同短歌館を含む地域整備構想「短歌の里づくり」など地元のために貢献した。
同館指導員の藤森円さんは「『世界連帯のヒューマニズムの思想』や『歴史的社会詠』を新たに提唱、発展させた青丘は、奥が深く骨太といわれる。私たちが得るものは多い」と言う。
11月22日まで。午前9時~午後4時半。月曜と祝日の翌日休館。入館料300円(中学生以下無料)。企画展に合わせた催しは次の通り(要申し込み)。
▽和菓子と短歌のひととき16日と11月20日午後6~8時。300円、定員10人▽特別講演会「太田青丘~今だからこそ必要とされる人間への愛」11月15日午後1時半~3時半。講師は潮音社代表の木村雅子さん。1200円(入館料込み)。定員50人。℡0263・53・7171