2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

北ア白無垢姿 冬の序曲・初冠雪カメラで追う

16日夜から17日にかけ、天気が崩れているところに寒気が流れ込み、山岳地域を中心に雪になった。北アルプスの山々は、標高2000メートル以上が雪化粧。18日早朝から昼まで、上高地や安房峠の旧道沿い、乗鞍岳とその周辺で、冬の序曲である初冠雪の光景をカメラで追った。

秋と冬交差する神々しい光景

17日夕時点の各山小屋の情報によると、標高2300メートルの涸沢ヒュッテ周辺は15~20センチの積雪。槍ケ岳と北穂高岳は30~40センチ。北穂高小屋の小山義秀社長(52)は「この時期にしては、強烈な風雪で真冬のような光景になりました」と話す。
18日午前5時半。上高地の大正池のほとりに立った。一面に濃霧が立ち込め、何も見えない。
6時37分。流れる霧の切れ間から一瞬、真っ白に輝く西穂高岳が見えた。
6時50分。穂高連峰は濃霧の中。突然、朝日を浴びた焼岳が現れた。上空は快晴だ。安房峠旧道の撮影地へ急行することにした。
7時40分。紅葉が真っ盛りの山肌を前景に、青空に浮かび上がる穂高連峰を撮影。初雪に覆われ迫ってくる白い稜線(りょうせん)の神々しい光景に胸が熱くなった。
11時8分。乗鞍岳に続く県道乗鞍岳線(乗鞍エコーライン)へ移動。位ケ原から望むと、雪化粧の剣ケ峰(3026メートル)が青空に白くそびえる。標高2615メートル、肩の小屋バス停付近の積雪は深い所で40センチあった。目を引いたのは、ひときわ白い常念岳。安曇野側から望むのとは、違った風情がある。浅間山、八ケ岳、南アルプス、中央アルプスも初冠雪で白い。高嶺(たかね)から里へと本格的な冬が下り始めていた。

何に見えますか?ハイマツの上に積もった雪の不思議な造形