2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

新聞配達に関するエッセーコンテスト 優秀賞2人に盾

新聞配達に関わる心温まるエピソードなどを募集した「第27回新聞配達に関するエッセーコンテスト」(日本新聞協会主催)で、県内から優秀賞に選ばれた中信地区の2人に、22日、信濃毎日新聞社から記念の盾などが手渡された。
大学生・社会人部門の中野正江さん(65、大町市常盤)は、昨年のコンテスト最優秀賞のエッセーが強く印象に残り、応募を決めた。
「家族からもらう喜び」と題し、25年ほど続ける新聞配達への思いや家族のいる幸せをつづった。18歳の時に唯一の身内だった母を亡くした後、いろいろな人に世話になり、温かな心をもらったことに感謝。「この気持ちをいくらかでもお返ししたい」との思いも胸に、早朝から配達に回る。
結婚式で自分への感謝の言葉を伝えた長女をはじめ、家族みんなが受賞を喜んでくれたと言い、「コロナ禍で改めて人のつながりの大切さを実感した。体が続く限り新聞と一緒に元気を届け、皆さんに少しでも恩返しができたら」。

中学生・高校生部門で受賞した信州大付属松本中学校2年の宮田晶さん(14、塩尻市広丘吉田)のタイトルは「小さな心配り」。自転車後部を自宅通路にはみ出して止めた晶さんに、「配達員さんがつまづいたらどうするの?」と母(42)から掛けられた一言で気づいた新聞配達員への思いやりを書いた。
朝の話題は、新聞記事から始まるほど家族みんなで読んでいるという。中学、高校時代に朝刊を配達し、MGプレスの前身の一つ「週刊まつもと」で記者として働いた母から、いろいろな話を聞いた晶さん。「母の話で、新聞配達員の大変さを知ることができた。日常生活でも思いやる気持ちを忘れずに、新聞を大切に読んでいきたい」。
コンテストは小学生を含む計3部門に6065編の応募があり、各部門ごとに最優秀賞、審査員特別賞、優秀賞を1編、入選を7編ずつ選んだ。入賞作品は、同協会のホームページに掲載している。