2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

地元郷土史家に着想得て「木曽ペインティングス」

2017年から毎年木曽地方で開かれている芸術祭「木曽ペインティングス」が11月7~22日、木祖村で開かれる。新型コロナウイルスの影響で6月開催予定だった「千年のすみか」は来年11月に延期となったが、代わりに木曽郡在住アーティスト8人が地元の郷土史家、澤頭修自さん(87、同村薮原)の著書やインタビューから着想を得て創作した芸術作品を展示する「村のオハナシ~澤頭修自meetsART」を開く。

アーティスト8人が創作「村のオハナシ」

澤頭さんは1951年から37年間、木曽郡内各地の小学校で教える傍ら、木曽の歴史や民俗などを文章と写真で記録し続け、多数の自著、共著を世に送り出している。
今回は木曽在住のアーティストが、澤頭さんを通して語られる「木曽の歴史」に触れ、それぞれの表現手法で芸術作品にする。
大沢理沙さん(24、薮原)は、澤頭さんが小学生の時に「おすてさん」という「見知らぬおばあさん」と同居していた話を題材にした版画作品、木曽ペインティングスの代表を務める岩熊力也さん(51、木曽町)は、澤頭さんの小学1、2年生時代の担任、那須野未馬子さんをモチーフにした絵などを制作中。「地域の記憶を、物語として紡いでいきたい」と岩熊さん。
作品は、旧中山道・薮原宿にある7つの空き家と小木曽地区にある1つの蔵に展示。県外作家5人の作品も特別展示する。午前11時~午後5時、入場無料。

関連イベントは次の通り(全て参加無料)。
▽出展作家、角谷沙奈美さんの講演「パリのアーティスト・イン・レジデンスについて」7日午後5時半、村民センター▽澤頭さんトークショー8日午後1時、同▽「木祖村スタア誕生プロジェクト」のミュージックビデオ上映会同午後3~5時、同▽透明キャンバスに絵を描くワークショップ21日午後1~2時半、笑(わら)ん館。定員8人。講師は地元アーティスト。詳細は木曽ペインティングスのフェイスブックページで。