2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

県高校サッカー決勝 松本国際V2

7日に松本市のサンプロアルウィンで行われた高校サッカー全国選手権県大会決勝で、PK戦で2連覇を決めた松本国際。ライバル上田西との接戦で課題として残った決定力不足を、本番まで残されたわずかな期間でいかに改善できるかが、全国大会(12月31日~来年1月11日、首都圏)で2回戦突破という次の目標実現の鍵になる。

16日に抽選全国へ

前後半40分ずつ。強い南風の中、前半に風上に立った国際は低いボールで短いパスをつなぎ、準決勝の松商学園戦で決勝点を挙げたFW村瀬蓮也(2年)を中心に再三、左サイドから攻撃を仕掛けたが、相手の堅守に阻まれた。
後半はFW二木陽(3年=以下同)、山崎陽生、鵜飼達生、MF倉持陸の4人を投入し、前線のメンバーを代えてドリブルや速攻でチャンスを作ったが、相手ゴールを割れなかった。
延長(前後半10分ずつ)前半8分、倉持の左クロスに合わせた二木が強烈なシュートを放ったが、ボール1個分左にそれ、直後に得たMF宮嶋航大のFKは、相手GKがキャッチし損ねたところを今大会チーム最多4得点のFW土井蒼翼が押し込んだが枠の上へ。
PK戦は、GK矢口惇英が相手の3人目を止め、国際は5人全員が決めて勝利を手にした。全国大会の組み合わせ抽選は16日、オンラインで行う。

昨年と同じ顔合わせとなった頂上決戦。昨年は延長後半に逆転弾をたたきこまれて涙をのんだ上田西に対し、国際も昨秋冬の県新人大会の準々決勝で上田西に敗れており、互いに雪辱に燃える両者が一歩も引かない激しい攻防を繰り広げた。
国際の勝沢勝監督が試合後、「相手のセットプレーを粘り強く防げたのが勝因」と語ったように、飛距離30メートルを超える上田西のロングスローは15本を数え、セットプレーからの攻撃に終始苦しめられたが、国際の守備陣は体を張って守り抜いた。
PK戦で最後の5人目のキッカーを務めた主将のDF柳平強は「最終的に勝ったが、これで良かったとは言えない。全国で勝つためにはもっとシュートの精度を上げ、チーム力も高めないと」と課題を口にした。
3回戦から出場した国際は、全5試合で13得点1失点。決勝は決定力を欠いたが、無失点の堅守が光った。昨年の全国大会を経験した、チームの司令塔の宮嶋航は「今年は高さがない分、個々の能力を生かしたプレーで勝負強さにこだわりたい。全国の舞台で昨年を上回る2勝以上し、結果を残したい」と意気込んだ。
勝沢監督は「コロナ禍でも大会を開き、選手たちに活躍の場を与えてくれた全ての関係者に感謝したい。全国では、今までやってきたことをいかに発揮できるか」と選手を鼓舞した。

○…国際・GK矢口惇英(決勝を無失点、PK戦を制すセーブ)「(PK戦で止めた時は)シュートの瞬間、右に跳びかけたが、(跳ばずに)体が反応してキャッチできた。上田西には新人戦のPK戦で負けていたので、借りを返せて良かった。全国大会も強い気持ちで臨みたい」