2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

奈川5店が期間限定で提供「在来そば週間」

松本市奈川地域のそば店5店で14~23日を「在来そば週間」と名付け、奈川固有の品種「奈川在来」で打った新そばを提供する。収穫量が少なく希少なため「幻のそば」とも呼ばれるそばを期間限定で楽しめる。
「奈川在来」は江戸時代の中期から作られていたともいわれる品種改良されていないソバの原種。長く同地区で栽培されてきたが、1998年秋の台風で壊滅的な被害で種子が取れず、絶滅の危機にひんした。だが、「なんとか復活させたい」と地元のソバ農家らが立ち上がり、県原種センターに保存されていたわずかな種子を譲り受け、何年もかけて少しずつ作付面積を増やしてきた。
今年は12・9ヘクタールの畑で8・8トンを収穫。農産物の生産販売などをする、ふるさと奈川の統括マネジャー小林新蔵さん(62)は「一般的なソバより実が小さいが、風味や甘みが豊かに感じられるのが特徴。今年は天候に恵まれ出来もいい」と話す。
「在来そば週間」に参加する「福伝」店主の池田善寿さん(55)は、「毎年この時期に遠方から来てくれる人もいて奈川在来も少しずつ定着してきたように思う。今だけの味を試してもらえたら」と呼び掛けている。
参加店舗は福伝のほか、「仙洛」「ちゅうじ食堂」「ながわ山彩館」「そばの里奈川」。問い合わせはふるさと奈川電話79・2125