2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

アマチュア劇団「すずの音」創立10周年記念公演「馬羅尾の鬼」

松川村を拠点とするアマチュア劇団「すずの音」(梨子田芳正代表)は23日、創立10周年記念公演「馬羅尾(ばろお)の鬼」を村すずの音ホールで開く。小学5年~中学2年の子ども6人と、70代までの大人14人が出演。江戸時代の地元に材を取った物語で、圧制への怒りから鬼になった優しい少年少女の姿を中心に演じる。

地元の物語を小学5年生~70代が演じる

「馬羅尾の─」は、2000年に亡くなった民話研究家・金田(きんた)國武さん作の「鬼になった男」を参考に、元教諭の山崎圭子さん(76)が脚色。同劇団は、この話を過去2回公演しているが、今回は山崎さん自身が一部手直しして臨んだ。「地元の話なので記念公演にふさわしい」と梨子田代表(73)。
米が不作だった年、多くの年貢を要求する役人たちの横暴な態度に怒った村の少年が馬羅尾の山に入り、鬼となる。愛し合う少女も行動を共にし、2人は役人を懲らしめ、村のために田植えなどを手伝い、神として祭られる-という話。鬼の登場シーンには地元の「信濃國松川響岳(きょうがく)太鼓」が出演する。
鬼になる少年を演じるのは松川中2年の奥原一花さん(14)。同劇団で何度も主役を演じているが、「入団して5年目。緩みを出さないよう気を付け、印象に残る演技をしたい」と決意を語る。
演出の錦織明彦さん(73)は「今年は30代の男性も入団してくれた。新しい子どもたちもいる。幅広い年齢層を生かした舞台にしたい」と意気込む。
午後2時開演。入場無料。同ホール℡0261・62・2481