2020.11.19 日本地域情報コンテンツ大賞・タブロイド部門で2年連続優秀賞

MGプレス杯 ガールズエイトサッカー 波田バンビーナV

小学生女子サッカーのMGプレス杯第18回ガールズエイト(U─12=12歳以下)県大会(県サッカー協会主催、MGプレス共催)は波田FCバンビーナが3度目の栄冠を手にした。決勝では、最多7度目の大会制覇を狙った松本ウィングを、MF橋井実咲(梓川6)のハットトリックと零封で退け完勝。2010、11年の連覇以来、優勝から遠ざかっていた波田だが、底力を見せた。
大会は14、15日に塩尻市中央スポーツ公園サッカー場で開催。コロナ禍で5月から10月に延期となり、さらに台風14号の影響で約1カ月延びた。県内の小学生女子にとって本年度初の公式戦に、中信4を含む10チームが出場した。
8人制。前後半15分ずつ。波田は、初日の予選を1勝1分けの2位通過で、2日目の決勝トーナメントへ。準決勝はトップストーン・ロゼッタ(上伊那)と無得点のまま迎えたPK戦を3─2で制した。
決勝は、同じく準決勝でスワン・パープル(諏訪)を1─1からのPK戦(3─2)で破った松本との同市勢対決。
互いに一歩も引かない激しい攻防が続いたが、前半終了間際、波田はMF大野美優利(島立6)からパスを受けた橋井がドリブルで中央を突破して先制。これで勢い付き、後半開始直後にシュートのこぼれ球を橋井が押し込み、さらに終了間際、ゴールキックをカットした橋井が3点目を挙げた。
3位決定戦は、トップストーンがスワン・パープルを1─0で下した。

3年連続2位強い思い胸に

昨年まで3年連続2位で「今年こそ」と誓って大会に臨んだ波田。予選は2位通過で、準決勝もPK戦で勝ち上がるなど苦しんだが、全4試合を無失点の堅守で県女王の座を手にした。主将の大野は「みんなでつかんだ優勝。ずっと応援し、支えてくれた保護者やOG、チームの仲間に感謝したい」と喜んだ。
小松深雪監督は「最後まで諦めずに貪欲にゴールを目指し、全員で守り切った。大会を通じて選手が成長する姿を見られたのが一番うれしい」。
2年ぶりの優勝を逃した松本の小林雅範監督は「リベンジに燃える相手の強い気持ちに押された。6年生が少ない(5人)中、選手はよく頑張った」とねぎらった。
○…波田・橋井実咲(今大会チーム最多5得点、決勝でハットトリック)「隙あらばゴールをと狙っていた。昨年までずっと悔しい思いをしてきたので、優勝できて本当にうれしい」
●…松本・岡田心主将(山辺6)「決勝は先制され、リズムが狂った。シュートする意識は高かったが、もっとパスの精度を上げないと。今後の課題にしたい」

審判やスタッフOGら裏方で活躍

大会は女子サッカーの普及や競技人口の拡大なども目的にし、2日間とも3、4級審判員の資格を持つ大会OGらの中高生が「ユース審判員」を務めたり、裏方として活躍したりした。
松本ウィング出身で、現在はレゼル松本副主将の羽鳥若香奈さん(14、筑摩野中3)は、予選6試合で主審を務め、「小学生の時に出場した大会に、審判として出られてうれしい」。新型コロナウイルス対応で、口にくわえない電子ホイッスルを手にピッチ内を駆け回った。
「新型コロナウイルス感染防止対策委員」として受付で保護者らに検温やアルコール消毒を促した小松汐栞さん(13、広陵中1)は、昨年初優勝したアンテロープ塩尻ジュニアで主将を務めた。チームは今年、人数不足で出場できなかったが、「少しでもお手伝いできたら」とスタッフとして参加し、大会運営を支えた。