40歳以上の男性集合! おやじたちが話す「男子会」

「四十路だよ!全員集合!」
本音をわいわい話せる女子会のような場をおやじたちに|と、松本市のバー&ラウンジGNU(ヌー、深志1)5階で11月28日、40歳以上の男性を対象にした「男子会」が開かれる。
企画したのは、安曇野市の会社員小林昌史さん(44、穂高)とDJヨージーさん(50、豊科)、会社を経営する松本市の柳沢昭さん(50、笹賀)。「男は仕事や家庭の悩みは結構多いが、プライドが邪魔してなかなか打ち明けられない。楽しいトークの場にしたい」と参加者を募る。
コロナ禍を踏まえ、深刻な悩みが打ち明けられることも想定、メンタルトレーナーも加わる。当日は、自己紹介抜きにいきなり乾杯から始まるらしい。酔いが回ると、ただの「おやじ会」になってしまわないか、少し心配です。

前向きに気軽に 悩みを語ろう
唯一のルール「否定しない」

「男子会」の趣旨は「悩みを語る、人の悩みに耳を傾ける」。ルールはたった一つ。「人の話を否定しない」。モットーは「前向き、前向き、前向き!」だ。うーん、やっぱり「おやじ会」臭さが気になる。女子会と異なり、見知らぬ「男子だらけ」の飲み会でトークを楽しめるのかどうかも。
「職場の飲み会だとポジショントークになる。上司と部下だったら、なかなか悩みは打ち明けられない」「趣味の仲間とはネガティブなことはさらっとしか聞かない。『そうなんだー』で終わってしまう」。DJヨージーさんと、DJでも活動する小林昌史さんは、「男子会」を普段話せないことを話す機会にしたいと説明する。
いろいろな飲み会の機会はある「おやじ」たち。だが「同級生と飲んでも、病気とか家族の話ばかり。男は俗っぽい話は多いが、自分のことはなかなか話せない」という。
筆者もこれまで数々の女子会に参加しているが、「ちょっと聞いてよ」で始まり、悩みも打ち明けるが、特に理にかなった解決策が出なくても話すだけで心が軽くなる。理屈っぽそうなおやじたちが集まる「男子会」を、そんな飲み会にできるのか。興味が湧いてきた。

新しい飲み会モデルに期待

当日は、ゲストでメンタルトレーナーの加藤史子さん(安曇野市穂高柏原)が、女子会風に進めるための“ガイド”を務める。途中でアイスブレークを挟んだり、愚痴だけに終わらないよう方向転換したり。折り紙で「ぱくぱく人形」を折って手にはめ、幾つかの質問をその人形に投げかけるセルフカウンセリングも。「思ってもない本当の答えが見つかるかも」と加藤さん。
講演会や勉強会といった形だと堅苦しい。アルコールに手伝ってもらいながら、気軽に自分と向き合う時間が持てるかもしれない。
悩みを話すことで気分すっきり、人の悩みを聞くことで自分の経験値が上がる…。そんな期待を抱きつつ企画した小林さん。自身も「音楽活動をしたいが、この時期、人を呼べない、というもやもやした気持ちを抱えている」といい、「楽しい時間を共有したい」と待ち切れない様子だ。
お悩み解決の「男子会」。3人は、今後も継続して開いていきたいとし、飲み会の新しいモデルにしたいとも考えている。「おっさんだけで飲んだらどうなるのか。男子会が終わったら、おっさんたちがどう変わっているのか」。男子会と銘打って開くものの、小林さんは「まあ、形を変えた『異業種交流会』かな」と笑う。
この手の「男子会」が盛んになれば、コロナ禍で影響を受けている地域の飲食店も元気になり、街も明るくなるのでは─。3人にはそんな思いも強い。
同僚には話せない、でも女性には聞かれたくない─。そんな悩みを抱えている人がよろいを脱ぎ捨て、刀も捨て去り、ふんどし一丁で語り合える場になればいいと願う。
「男子会って楽しいじゃん」「次はいつにする?」。そんなフレーズが当たり前に聞こえる日が来るよう、知恵を出し合い、奮闘する。
28日は午後7時スタート。4000円(飲み放題)。定員30人で要予約。参加申し込みはGNU℡0263・88・5535