YouTubeで発信する九州男児

悩める若い社会人に届けたい

「長野県の工場と大学で働く九州男児」。そんなタイトルの真面目な一人語りをYouTubeに毎週上げている男性がいる。松本市里山辺の藤尾宗太郎さん(36)。時には自身のコンプレックスをさらけ出しながら、メッセージの発信や人とのつながりを楽しんでいる藤尾さんとは─。
藤尾さんは、2018年に信州大などが行った「信州100年企業創出プログラム」に参加。市内の金属加工メーカーで事業推進責任者として働きながら非常勤の講師として信大で講義も受け持つ。
投稿を始めたきっかけは「コロナ禍で思うような活動ができなくなり自身もモヤモヤした気持ちを抱えたことと、単純にオンラインに慣れたこと」。そして、それを後押ししたのが「あなたは、人に何かを伝えるのが上手だと思う」という妻の何気ない一言だった。
必要機材は、スマホに三脚のみ。原稿はあらかじめ作り、一通り覚えて語りを撮影。パソコンに落とし、テロップや音楽を入れて編集する。
9月から自身のチャンネルで、自己紹介や自ら実践する「パラレルキャリア(本業を持ちながら社会活動を行う生き方)」などについて、毎回10分ほどの動画を投稿してきた。閲覧数は多くて700回ほどだが、「細く長く続けていきたい」と話す。
「元ヤンが大学院でMBAを取得した話」と題した動画がある。中学・高校時代に地元の福岡県で不良グループに属し、何とか勉強して入れる地元の大学に入学。その後、会社員として働きながら大学院に通い、厳しい勉強を経てMBA(経営学修士)を取得した経験やアドバイスをとつとつと語っている。
「悩める若い社会人に見てもらいたい。大人になってからでも勉強はできるし、頑張れる」。動画にはそんなメッセージを込めた。
動画は毎週水曜午後8時にアップ。チャンネルは「藤尾宗太郎」で検索。