お小遣いもキャッシュレス化!? ─中高生の子どもを持つ母親と高校生に、受け渡し方法など聞く

新型コロナウイルスの感染拡大に伴いさまざまな変化が起きていますが、「キャッシュレス化」の加速もその一つです。最近はスマートフォンを持ち始める高校生などを中心に、子どものお小遣いを電子マネーなどで渡す家庭も増えているといいます。中高生の子どもを持つ母親と高校生に、お小遣いの受け渡し方法などを聞きました。

【親の話】やりくり学べる・気軽に送金

◇セブン─イレブンなどで使える「nanaco(ナナコ)」にチャージ(入金)して渡しています。コロナウイルスがはやりだしたころは子どもだけでお店に行かせるのもためらいましたが、長期化の様相を呈する中、感染を予防しながら生活していくことを考えた方がいいと思い、カードを持たせることにしました。
周りから「お金の価値が分からなくなるのでは?」という心配の声もありました。でもチャージした金額しか使えないので、残金があとどのくらいあるのかを計算しながら買い物ができているようです。高校生になったら「PayPay(ペイペイ)」で渡そうと考えています(安曇野市・たまさん・子ども中3)
◇私はキャッシュレスに疎いので、子どもには現金で渡しています。上の子によると、周りの友達の4人に1人くらいがペイペイを利用していて、お小遣いの受け取りは現金とペイペイが半々という感じだそうです。
誕生日には「アマゾン」や「iTunes(アイチューンズ)」のギフトカードをもらう子もいるそうです。これはカードのほか、メールでも受け渡しができると聞きました。全く知識がなく何となく怖いイメージがありますが、これからはそういう渡し方になっていくのかなと思っています(安曇野市・Aさん・高2と中2)
◇お小遣いは現金で渡していますが、誕生日にはアマゾンギフト券などをプレゼントすることがあります。また、ちょっとしたご褒美や手伝いなどのお礼は「LINE(ライン)ギフト」でコンビニのドリンクやスイーツなどを贈っています。
手元に小銭がないときもあるし、明確に贈る物が分かるし、子どもも欲しいときに受け取れるので便利です。クレジットカードを持っている高校生もいるそうでびっくりしました(安曇野市・Sさん・高3と中3)
◇お小遣いは一部現金で、ほとんどはペイペイで渡しています。自分自身がキャッシュレスの生活をしているので、あまり現金を持ち歩いていません。
「お金を大事にできないのでは?」という心配もありましたが、時代の変化に応じて変えていくことは、子どもにとっても親にとっても大事だと思うようになりました。むしろ少ないお小遣いでやりくりできる高校時代に練習させることで、先々の大きな失敗を防げると思います。
キャッシュレスだと使用履歴が残るので、使い道の傾向が自分で分かるのもいいと思います。学校帰りに私がお使いを頼みたいときもすぐに送金できるので助かっています(松本市・Mさん・高1)

【子の話】履歴気にして無駄使い減る

◇お小遣いは全部ペイペイでもらっています。コンビニや自動販売機で使えるので便利です。ただ、使える場所が決まっているのでパンや飲み物代がほとんどです。
「親に履歴を確認されるかも」と思い、無駄使いが減りました(安曇野市・Hさん・高1)

話を聞く中で年齢の制限なく利用できるナナコ、WAON(ワオン)、楽天Edy(エディ)などの電子マネーは、小中学生でも「使ったことがある」という声が多数あり、LINEペイ、ペイペイは高校生に浸透しているようでした。また、預貯金が不正に引き出される被害を防ぐため、銀行口座にはつなげずに利用している人がほとんどでした。
どの決済サービスを使うにせよ、子どもが使う場合は保護者が確認しながら試してみることが大事だと思います。デジタル化が進み、日常生活や仕事でスマートフォンが欠かせなくなりつつある中、この年末年始に親子でお金の使い方を話し合ってみてはいかがでしょうか。