artな日 初の展示会

安曇野市穂高有明の彫刻家、濱田卓二さん(36)ら県内外の美術作家3人と、同市豊科近代美術館の学芸員、塩原理絵子さん(35)が、作家と社会をつなぐ活動をするグループ「art(アート)な日」を立ち上げた。ウェブサイトを開設して作品を紹介し、12~16日は松本市深志3の「ギャラリー信濃」で初の展示会を開く。
展示会は3人が約20点ずつを出品。碌山美術館(安曇野市穂高)で学芸員をしながら新制作協会会員として活動する濱田さんは、花器にもできる陶彫刻作品を並べる。
長野市の金属工芸家、角居康宏さん(52)はスズを主とした金属彫刻を手掛け、今回は酒器を中心に出品。岐阜県中津川市の漆芸家、瀬尾誠さん(37)は、古い陶や金属などの装飾が多く、香合やミニ双眼鏡などを並べる。
グループは「コロナ禍にあっても、作家は制作という自問自答を繰り返しながら毎日を生きていることを知ってほしい」と結成した。「現物を見てもらうのが一番だが、コロナ禍で会場に来てもらうのが無理なら、ウェブ上でそれに近い状況をつくろうと考えた」と濱田さん。
塩原さんは作家の共通の知人。客観的な立ち位置で参加し、「異業種の人とも触れ合い、多彩な活動を目指したい」という。メンバーは、子どもたちに美術を教えたり、企業とコラボレーションしたりすることも、視野に入れている。
サイト名は「artな日irodori」。展示会は各日午前10時~午後6時。ギャラリー信濃tel.35・1039