小中高生中心ジャズバンド存続危機に支援募る

松本市を中心に活動する小中高生らのジャズバンド「ザ・ビッグバンド・オブ・ミュージック・トイズ」。メンバーは部活動とは違う形で音楽を楽しむ。だが、今年はコロナ禍による逆風に直面し存続の危機に。クラウドファンディング(CF)で支援を募り、27日に感謝のステージに挑む。

CFで支援募り感謝の舞台を

市内の会場で行われた練習。「音の勢いやスピード感を大切にしよう」。音楽監督でプロトランペッターのエリック・ミヤシロさんが呼び掛けた。サックスの艶やかな音色、トランペットのはつらつ感、ドラムの迫力-。映画「ロッキー」の主題曲が熱く響いた。
この日はOBやOGも駆け付けて指導。名古屋大4年の矢ケ崎誇楠さん(22、塩尻市出身)は「個人の伸びしろやセンスをすごく感じる」。今もアルトサックスを続けており、「いろいろな個性の中で音楽をつくる楽しさを知ったのはトイズ」と誇らしげだ。
バンドは安曇野市で楽器修理工房を営む後藤浩輔さん(51)の呼び掛けで2005年に22人でスタート。県内唯一の小中高校生のみのジャズコミュニティーバンドだ。多い時は80人以上が所属。コンテストで最優秀賞を受賞したこともある。だが、今年はコロナ禍で4カ月活動を休止。コンサートやコンテストも中止となり、依頼演奏もなく存続の危機に陥り、CFを募った。
バンドマスターで松本深志高2年生の赤津心幸さん(17、島内)は「CFで応援してくれる人に、演奏で感謝を伝えたい」。自身もこのバンドで音楽を始め、「トイズが好き。その魅力も伝えられるコンサートにしたい」と張り切る。
当日はキッセイ文化ホール(同市水汲)で午後1時開演。15曲を披露する。要予約で入場無料。予約は後藤さん℡090・7701・0757

支援はCF「キャンプファイヤー」のサイトで20日まで募っている。