「森のおうち」で猫だらけの絵本原画展

安曇野市穂高有明の絵本美術館「森のおうち」は1月26日まで、「猫だらけ」と題した絵本原画展を開いている。絵本作家の町田尚子さんの猫に関する3作品と、塩尻市出身の医師で画家の江口みつおきさん(80、栃木県壬生町)の近作絵本「変身ミーちゃんとおともだち」が並ぶ。
町田さんの原画は、「ネコヅメのよる」「なまえのないねこ」「ねことねこ」の3作。同館の酒井倫子館長は「町田さんの絵は、かわいいだけの猫ではなく、その野生の勘と頭脳をあますところなく捉えている」。
「ネコヅメ―」は、猫の鋭い爪のような三日月が大きくきれいに見える夜、猫たちがそれぞれの勘で「その夜」であることを悟り、1カ所に集まる話。猫たちは三日月が出た瞬間、一斉に「猫背」を正して立ち上がり、感嘆する。シャープなタッチの17枚が不思議な世界感を生み出している。
江口さんの「変身ミーちゃん―」には、塩尻に伝わる民話のキツネ「玄蕃之丞(げんばのじょう)」の子孫も登場。寂しく暮らす老夫婦を、2匹のキツネが猫になって慰め、共に暮らしていく話。柔らかい色の原画22枚がある。
午前9時半~午後4時半(29日~1月1日は4時)。1月6~15日と21日は休館。高校生以上800円、小中学生500円、3歳以上の未就学児250円。同館 ℡0263・83・5670