飛躍の年 思い強く 松本出身の声優・河合ゆめのさん

「夢を与えられる人に」

河合さんにとって今年の活動の大きな柱は、動画配信サービス「ネットフリックス」で公開中のCG(コンピューターグラフィックス)アニメ作品「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」の日本語吹き替え版の仕事になりそうだ。
映画「ジュラシック・ワールド」(2015年)と同じ時間軸で繰り広げられる子どもたちの冒険ドラマ。映画監督のスティーブン・スピルバーグが製作総指揮で、昨年9月から全世界ネット配信(1シーズン8話)。22日からの第2シーズン公開が決まった。
河合さんは在学した創造学園高(現・松本国際高)時代の実績もあり、卒業後は都内の声優養成所に入所しながら声優の専門学校に通い、技術を磨いた。しかし、オーディションを通らず、諦めかけた時に受けたのが、この作品のオーディション。音声データをチェックした米国の制作陣に「オリジナルの声に一番にマッチしている」と大抜てきされた。
河合さんが演じるのは、恐竜に立ち向かうメインキャストの少年少女6人の一人、ヤズ・ファビュラの声。キャストには佐藤元さんら人気声優が名を連ね、「肩を並べてお芝居ができることがうれしい。足を引っ張らないようにしないと」と練習に励む。

声優を志したのは、小学4年生ごろ。大好きなテレビアニメの主人公の男子の声を、女性が務めていることを知り、「ずっと男性だと思っていたから衝撃だった。ハスキー気味な自分の声でもできるかな」と思ったのがきっかけだ。
高校は声優部がある同校に進学。4代目の部長を務めた。当時から顧問の巣山真樹加・松本国際高教諭は「カリスマ性を持っていて、後輩から絶大な人気だった。自分に妥協しない努力家。活躍が楽しみ」と話す。

今冬は、初の朗読劇にも挑戦。コロナ禍で新たな表現活動の場を模索する中で取り組んだネット配信型の公演で、手応えを感じている。河合さんは「もっと活動の幅を広げ、声優はもちろん、歌ったり、踊ったりと、いろんなことに挑戦したい」と抱負を述べ、「両親が名付けてくれた名前の通り、夢を与えられる人になりたい」と目を輝かせる。

【 プロフィル】
かわい・ゆめの 松本市出身。
11月7日生まれ。高校3年時、全日本声優コンテスト(現・国際声優コンテスト)「声優魂」声優部門で優秀賞。ヴイ・フォーク所属。趣味は1人カラオケ、特技はダンス、歌など。身長158センチ。血液型A型。東京都在住。