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前回に引き続き、小学校低学年~中学年ぐらいを想定した、お小遣い制の導入についての一つの提案です。
お小遣い制を始める前に、できるだけお金についての興味やイメージを持っておくといいです。お買い物ごっこや、親が買ったものの支払いをレジで体験させるなどして、硬貨、紙幣の種類を見て「全部で何円」ということは、ある程度つかめるようになっておけるとよいでしょう。お金の計算を学ぶ知育アプリもあるようです。
ただし、発達の偏りのある子に興味のないことをやらせるのは難しいです。お買い物ごっこやレジ体験などに全く興味がなければやらせようとしても乗ってこないこともあり、その場合は仕方ないので必須ではありません。
また数字がとても苦手なお子さんの場合、「何円」というイメージをつかむのにすごく苦労する方もいます。その場合も、経験しながら実体験として身に付けていけばいいので、フォローしながら先に進みましょう。
与えるお小遣いの額は、家庭ごとの生活によりまちまちです。お小遣いを与えた以上は、ある程度使ってもらいたいので、普段親が買い与えているものをお小遣いから払うと試算した金額よりほんの少し多い(ためる分)ぐらいを目安にすることをお勧めしています。
例えば週末の買い物で100円のお菓子を毎週買い与えているなら、月額で500~600円程度が一つの目安になります。1カ月の見通しをもってやりくりするのはまだ難しいので、始めは週に1回150円の週給制にするほうが分かりやすいかもしれません。
次回もお小遣いについて続けます。