デリバリーマルシェ松本 コロナ禍で活動拡大を模索

松本市内の飲食20店が作る弁当の予約をインターネットで受け、市民活動サポートセンター(大手3)で週1回販売している「デリバリーマルシェ松本」。同市の新型コロナウイルス感染警戒レベルが5に引き上げられたのを受け、客足が一層遠のきそうな飲食店と、コロナ禍でも食事を楽しみたい人を結び付けたいと、運営者は活動の拡大を模索している。
毎月曜に、週替わりで販売する6店のメニューをウェブサイトに掲載。購入者はサイトから木曜午後3時までに注文し、金曜昼に代金を支払って弁当を受け取る仕組み。今年初開催だった8日は、エスニック料理やイタリアンなどの6店が、カレーやパスタ、唐揚げ弁当などを販売し、午前11時半から注文した人が訪れて持ち帰った。
昨秋から利用しているという女性は「遠くて行かれない店のメニューも食べられてうれしい。自分へのご褒美」と話す。
国の緊急事態宣言を受けて昨年5月、毎週末に市総合体育館駐車場でドライブスルー形式で弁当を販売した「テイクアウトマルシェ松本」主催者の古川陽介さん(37)らが、「弁当を売りたい店と買いたい人をつなぎたい」と、翌月からネット受注を続けている。
当初は、コロナ対応で忙しく昼食を買いに行ったり楽しむ時間がないという市職員の利用を見込み、注文があった市役所の各課に配達もしたが、人手が足りないため客が引き取る形式に。運営側はメニュー作成や告知、販売の人件費として、売り上げの2割を得る。
古川さんは「松本での急激な感染拡大で、飲食店経営は一段と厳しくなる。要望があれば、職場が多く集まる場所など他でもやりたい」と話している。