県内のシンガー・ソング ライター2人がデジタルシングル配信

松本を題材にした「アオイウタ」

松本の景色を歌ったデジタルシングル「アオイウタ」のネット配信が15日に始まる。作詞は上伊那在住の伊藤ひよりさん、作曲は長野市在住のyamy(ヤミー)さん。共にシンガー・ソングライターで、ピアノ2台の弾き語りというスタイル。2人は今年、松本での活動に力を入れる。
北アルプスや空の澄んだ様子が「青く」感じて名付けた「アオイウタ」。坂道を駆け上がった先に見える北アの山々、曇る心を洗い流すような光、澄んだ雪解け水などを描き、信州で強く生きていく思いを込めた。透明感のある歌声と優しいメロディーが心に響く。
性同一性障害に苦しみ、生きることや命の大切さを歌で表現していこうと5年前、松本で活動を始めた伊藤さん。東京で歌手活動をした後、信州に戻り活動を再開したヤミーさん。2人は数年前、長野市のライブハウスで出演した際に出会った。
ヤミーさんのステージに感動した伊藤さんは昨年、「古里信州の歌を一緒に作りませんか」と提案。快諾を得て一気に仕上げたのが「アオイウタ」だ。
自治体や学校などで開く人権講演会で経験を語り、歌を披露している伊藤さん。昨年10月に松本市で開いた講演会で、「共演することでいろんな生き方があると伝えられたらうれしい」というヤミーさんと「アオイウタ」を初披露。参加者の反響を受け、デジタルシングル配信を決めた。
松本を題材にしたのは、伊藤さんにとって歌の練習に通ったりライブハウスデビューしたりした「厳しくもあり初心に戻れる場所」だから。「東京では“誰が売れるか”が優先される。信州には好きな音楽を好きな音で奏でたいという純粋さがある」とヤミーさん。
コロナ禍が落ち着いたら、松本でライブを開きたいという2人。「閉塞(へいそく)感のある今、古里の温もりや美しさをこの歌で伝えていきたい」と話している。
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