松本民芸家具・元職人の工具見つかる

おじいちゃんが作った椅子を孫が引き継ぐ―と、20日付のMGプレス1面で紹介した松本民芸家具(松本市中央4)の元職人、故北原好春さんの自宅(同市横田)で、北原さんが現役時代に使っていた大量の工具が見つかった。半世紀余り前の同社の商品カタログも残されていた。
工具はかんな、のみ、のこぎりなど約70点。刃の幅が数センチしかない細いかんなや、刃が植木鉢のような形をしたのこぎりなど特殊なものも。
北原さんの娘婿の伊藤正さん(56、同市惣社)は「どうやって使うか分からないものもあるが、趣味のギター作りに使いたい」と喜ぶ。
カタログは1966年と71年版。北原さんが自ら作って愛用し、自宅を建て替える際に孫の大日方亜梨紗さん(30)一家が引き取ったロッキングチェア「♯304F型」も載っている。
工具などは建て替えの際、同時に整理した車庫から、大きなシートをかぶった状態で見つかった。伊藤さんは「これも義父の思い出の品。大切に取っておきたい」と話している。