「夢は子どもの居場所づくり」夫婦でおやきの店

松本市井川城3の主婦、黒岩千春さん(56)が自宅兼店舗で営む「おやきのくろうま」は、安心・安全な材料にこだわった手作りのおやきを販売し、近隣には夫の典光さん(60)が配達するなど店を支える。夫妻は「いずれは教室や子ども食堂などが開けたら」と、おやき文化の伝承や、子どもの居場所づくりの夢も描く。
千春さんは大町市出身。「おやきは家で作るもの」で、小さいころから日常的に食べていた。30年ほど前に名人に作り方を教わり、子どものおやつや、単身赴任が長かった典光さんに送るために作り続けてきた。子育てが一段落し、典光さんが早期退職した後の2019年秋、自宅を改装して店を開いた。
国産の小麦粉や、人体に影響があるとされるアルミニウムを除いたベーキングパウダーを用いる生地は、「子どもが食べやすいように」と卵を入れた、やわらかい食感が特徴。ナスや切り干し大根など定番が10種(1個130円)。変わり種の「カレー焼きそば」「ギョーザ」など6種(同150円)も。
当初はイートインスペースを設ける計画だったが、昨年来のコロナ禍で断念し、現在は受注販売のみ。冷凍品は月2回、市内の県営並柳団地近くにある交流スペース「集い場ふらっと」で販売し、発送も受け付ける。
午前10時~午後5時、火・水曜定休。注文は2日前までに電話(0263・28・6416)で。