「大しごとーく松本若者会議」実行委員に聞く-企業・行政と地域課題を考える

2月17、18日オンラインで対話

若者に、地域の課題を解決する方法を企業や行政の関係者と話し合う場を提供し、地域への愛着を深めてもらい定着を促す「大(だい)しごとーくin信州Advance松本若者会議2020(年度)」(高等教育コンソ-シアム信州、松本市など共催)が2月17、18日と3月18日、オンラインをメインに開かれる。実行委員の信州大経法学部2年で、いずれも20歳の宮崎愛斗さん、井ノ口ゆいさん、生井陽さんに、会議の内容などを聞いた。(敬省略)

―「若者会議」とは?
宮崎小布施町で始まった、若者を中心とした意見交換の場です。若者の定住が進んで町に活気が生まれ、まちづくりにも生かされたと聞きます。
―松本開催の経緯や取り組みは。
宮崎昨年10月に信大や県内の他大学の学生を中心に実行委を立ち上げ、隔週で打ち合わせをして準備を進めてきました。11月に松本市内を歩いて地域を知る「松本街歩」を行い、12月は「課題挑戦」と題し、県内の事業者と大手コンビニチェーンの新商品開発に、学生の目線で意見を出しました。これらを通して少しずつ地域課題を見つけ、意識を高めてきました。
―会議の内容は。
生井17日午後2時から「キーノートスピーチ」と題し、主に北信地域で活動する3人が提言します。5時半から学生限定の「市長との対話」で、臥雲義尚松本市長、前小布施町長の市村良三さんと、それぞれ意見交換します。学生がファシリテーター(進行役)を務め、市長らに質問や提言ができるチャンスです。
井ノ口2日目の18日(時間未定)は、実際に地域や企業が抱える課題について、グループに分かれて話す「街中会議」を開きます。「健康」「環境」など8つのテーマで、県内の9つの企業や団体、自治体の担当者も交えて議論を深めます。実際に自分たちができる具体的なアクションプラン(実施計画)を作り、3月の報告会で発表する予定です。
―運営の苦労ややりがい、得られるものは。
宮崎実行委員長として、ジャンルも幅広い会議全体の取りまとめなどを行い、個々の思いも尊重しながら全体のバランスを見ていくのが難しかったです。
生井大学の授業は受けるだけですが、ここではゼロから企画を組み立てるスキルが学べ、とても勉強になっています。
井ノ口普段出会えないような行政や企業の方と関わり、知らない世界を見ることができました。進路選択にも役立てたいです。

会議は、学生や高校生をはじめ、地域づくりに関心を持つ社会人も参加できる。詳細はFacebook(松本若者会議2020)で。事前の申し込み(下のQRコードから)が必要。問い合わせは事務局にメール(career@shinshu-u.ac.jp)で。

【大しごとーくin信州Advance松本若者会議2020】東日本大震災直後の2011年、地域の不安や課題意識が高まる中で、若者が自由にディスカッションできる場づくりや地方創生も視野に、小布施町で「若者会議」が開かれ、以降7年続いた。一方、信大キャリア教育・サポートセンターは18年から、県内企業80社と学生が交流し、地元企業の魅力や仕事を伝えるイベント「大しごとーく」を開催。学生が企業との関係を強めたり、企業や地域の課題の解決策を話し合ったりする場として今回、「大しごとーく」を発展させた若者会議を松本で開く。