元山雅MF今井 現役復帰

北信越2部アンテロープへ

サッカー北信越リーグ2部のアンテロープ塩尻に今季、2007~12年に松本山雅FCでプレーしたMF今井昌太(36、上松町出身)が加入し、4年ぶりに現役復帰する。一昨年と昨年に県大会を連覇し、全国高校選手権に連続出場した松本国際高の司令塔、MF宮嶋航大(3年)も入団する見込み。近年にない大物たちを加え、5季ぶりの1部復帰を目指す。
アンテの今季初の練習試合は1月31日、松本市サッカー場で松本国際高を相手に30分間を4回行い、計5─4で勝った。フル出場した今井は山雅時代をほうふつとさせるドリブルと、円熟味を増した連携プレーで攻守にわたって主軸となり、存在感を示した。
今井はびわこ成蹊スポーツ大から、当時Jリーグ入りを目指していた北信越1部の山雅に入団し、JFL昇格とJ2入りに貢献。その後はJFLのブラウブリッツ秋田(現J2)などでプレーし、北信越1部のサウルコス福井(現福井ユナイテッドFC)で選手兼任の監督代行も務め、17年シーズン限りで引退した。
翌年から山雅のスクールコーチやスポーツクラブの講師を務めてきた今井は「子どもたちを教える身として口だけでなく、プレーできるところを見せたかった」と復帰の理由を説明。「やるからには自身を全力で鍛え直し、チームの勝利に貢献したい。120分はさすがにきつかったが、楽しかった」と再びプレーする喜びをかみしめた。
今井と同い年で、山雅入団も同期だったアンテ最年長のGK三栗寛士は「13年ぶりに一緒にやれるのはうれしい。経験と技術を生かしてほしい」と歓迎する。

松本国際司令塔宮嶋らも新加入

今春、塩尻市内の企業に就職する宮嶋は、後輩との対戦で1ゴールを挙げて貫禄を示し、「高校とは戦い方も違って勉強になる。社会人の舞台で力を発揮できるように準備したい」と意気込んだ。ほかに信大サッカー部出身で、大阪の社会人リーグでプレーしていたMF末吉太樹(30)が、新たな戦力として加わる見込みだ。
アンテは昨季、北信越2部8チーム中7位。例年は7、8位が各県リーグへ自動降格するが、コロナ禍の特例で降格を免れた。
4季ぶりに指揮を執る奥田真央監督(46)は「その事実を胸に刻み、もう一度原点に立ち戻り、チーム一丸となって結果を残したい。ベテランと若手の新加入選手が、いい意味で起爆剤となれば」と期待した。
今季の北信越リーグは1、2部とも4月下旬に開幕予定だ。