松本国際高通信課程科 昨秋発足「eスポーツ部」 力合わせ全国制覇を

通信制初の部活動全国大会で好成績も

松本国際高校(松本市)通信制課程の生徒による「eスポーツ部」が昨秋の発足以来、2つの全国大会に出場を果たすなど好成績を挙げた。人とのコミュニケーションが苦手だった1、2年生男子6人が力を合わせ、チームで戦略を練ったり、技術を高め合ったり。全国的な強豪の男子バレーボール部やサッカー部に続けと、活動に力が入る。
eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略。サッカーや野球、格闘技、シューティング(射撃)など対戦型のコンピューターゲームで勝敗を競う個人やチームの競技だ。試合に勝つにはパソコンやコントローラーを操る技術はもちろん、状況に応じた判断力や駆け引き、チーム戦略が求められる。
同部は、同校の通信制初の部活動。ゲームが好きな生徒らの声を受けて発足した。活動拠点の専用のeスポーツ室には、55型の大型液晶モニターやゲームに特化した高性能パソコン、コックピット型のシートなどが並ぶ。これまであまり学校に来なかった通信制の生徒らが入部後、積極的に登校するようになるなど、教育面でもよい効果をもたらしているという。
昨年11月に初出場した高校生の全国選手権は予選で敗退し、「実力不足を痛感した。もっと練習して技術や戦術を磨きたい」と1年生の外谷健(16)。1月にオンラインで参加した、3人1組で競うシューティング・バトルロワイヤルゲーム「APEXLEGENDS」の大会では、全国の強豪を相手に10チーム中3位になった。
外谷は中学時代、学校になじめず、通信制がある同校に進学。もともとゲーム好きで、部ができて「学校に来るのが楽しくなった」という。「身体能力が高くなくても、ゲームの世界では一流のアスリートやプレーヤーを目指せるのが魅力」といい、「部員で力を合わせ、全国大会で優勝したい」と意気込む。
顧問の岩下益夫教諭(60)は「試合を重ねてチームワークや仲間同士のコミュニケーションも良くなってきた。これから多くの大会に出場し、結果を残させたい」と話す。