食品ロスの削減に 松本市とサイト「KURADASHI」が連携

松本市はこのほど、過剰在庫や賞味期限が近い食品・日用品などを抱える業者と消費者を結びつけるサイト「KURADASHI(クラダシ)」と提携した。食品ロス(廃棄される食品)削減策や啓発に役立てる。
KURADASHI(本部・東京)は「フードシェアリング」の理念のもと、社会貢献型ショッピングサイトとして活動。廃棄されそうな品をサイトで格安販売している。売り上げの3~5%は、自動的に全国のフードバンク事業などを行う団体に寄付される。
提携に伴い、松本市は市内の食品メーカーや小売店に同サイトへの出品を、市民には購入を呼び掛ける。今月26日までに会員登録して市のアンケートフォームに答えた市民先着300人に、KURADASHIでの買い物が5%オフになる電子クーポンを配布する。
また、翌27日午後1時半から、サイト関係者らも参加して食品ロスの問題に関するセミナー「食品ロスオンラインラボ」をオンラインで開く。お笑い芸人で現役のごみ収集員でもある滝沢秀一さん、KURADASHI取締役の河村晃平さんをオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」でつなぎ、その様子を市民らに公開する。
市は環境省の「食品ロス削減・食品リサイクル推進モデル事業」に応募し、採択。この取り組みを通じてフードシェアリングの効果や有効な広報方法を検証する。市環境政策課は「セミナーではそれぞれまったく違う視点から食品ロスの話が聞ける。多くの人に関心を持ってほしい」と呼び掛けている。