“すご技”スラックライン上で 中学生けん玉プレーヤーreiyaさん

幅わずか5センチのライン上でバランスを取り、ダイナミックにけん玉を操る。スラックラインをしながら「灯台とんぼ返り」「3回転ジャグルけん」といった高難度の技を次々と繰り出し、見る人の視線をくぎ付けにするのは、けん玉プレーヤーreiyaさん。大町市の中学校に通う13歳だ。
2月中旬、同市内のスラックラインパークで、初めてその姿を見た。ハラハラ、ドキドキの心境で居合わせた女の子と一緒に見入ってしまった。互いに「すごい」の一言しか出てこない。
ラインの上では体の軸を保ちつつ、全身を使って大技を決める。床に降りれば水を得た魚のよう。自由自在にけん玉を操る。その様子を見れば、ラインの上での技がいかに難しいか、素人でも容易に想像がつく。
昨年秋から挑戦を始めた。「地上でやる方が楽しい」が、不安定なラインの上でトライするのは「けん玉の世界を広げ、新鮮な印象で見ている側を楽しませたい」からだ。

小学5年生の4月、当時の学級担任の影響で、けん玉を始めた。技が成功した時の達成感、爽快感からのめり込んだ。日夜練習を重ね、めきめきと上達。6年生になると、日本けん玉協会(東京)の級・段位認定で、20歳未満が取得可能な最高段位五段に合格した。
昨夏、オンラインの「けん玉ワールドカップ」に初出場し、422人中52位に。11月の「けん玉学校王座戦」(上田市)の大人の部で優勝を果たした。小谷村の「小谷けん玉倶楽部」に通い、広島市のけん玉専門店「KEN」の所属プレーヤーとしても活躍する。
「いろんな人とつながれるのもけん玉の魅力」。コロナ禍で披露の機会は少ないが、インスタグラム(reiya.newで検索)に動画を投稿。世界王者を目指し、技の精度やパフォーマンス、度胸に磨きをかける。今後も目が離せない。