松本美須々ケ丘 県高校ダンスフェス4連覇

逆境下でつかんだ栄冠
統一感や世界観に評価

本年度の「県高校ダンスフェスティバル」(昨年12月17、18日・上田市)の成績がこのほど発表され、松本美須々ケ丘(松本市)ダンス部の4連覇が決まった。その瞬間、教室に集まった部員から歓声が上がり、涙ぐむ人も。コロナ禍で思うように練習ができなかったり、気持ちも踊りもそろわない時があったりしたが、精いっぱいの演技でつかみ取った栄冠に笑顔が広がった。
県内の高校ダンス部が踊りの技術や構成、振り付けの独創性を競う大会は15回目。例年は当日、会場で結果が発表されるが、今回は映像審査のため時間がかかり、発表は2月半ばにずれ込んだ。
2年生13人、1年生24人が出場した美須々ケ丘の演技テーマは「悪夢」。高校生を取り巻く環境の中で、葛藤する自分たちを表現した。「見る人を飽きさせないよう、テーマに添った振り付けで自分たちの気持ちを表現するのが難しかった」と、踊りや構成を考えて指導した副部長の下澤蘭月さんと井出怜奈さん(ともに2年)。
例年なら1年生は4月から2カ月かけて、関節の可動域を広げるトレーニングや筋トレなどで基礎をつくってから、本格的な踊りの練習に入る。しかし、今回はコロナ禍でその時期にできず、すぐにハードな踊りの練習に。2人は「大変だったと思う。よく頑張った」と振り返る。
手や指、腕の動きを細部までそろえる「タットダンス」は「先輩から引き継いだ『美須々らしさ』」と犬飼ひかる部長(2年)。審査員からは「最も統一感があった」「世界観を全体で訴えようとするのが伝わった」など高い評価を得た。
部員たちはすでに、次の曲の練習を始めている。4月の新入生歓迎会で披露するのは、4連覇を決めた演技とは対照的な、学校生活をイメージした明るいダンスという。