松本第一高生が作る観光ガイドブック 浅間温泉の魅力、歩いて発見

若者目線の“おすすめ”インスタ映えスポットも

浅間温泉(松本市)の魅力を若者目線で発信しようと、近くにある松本第一高校の生徒らが初の観光ガイドブック「AsaMap(あさまっぷ)―歩くを愉しむ」を作った。生徒が歩いて見聞きした温泉街と周辺の“おすすめ”が、ぎゅっと詰まった1冊だ。
A5判、29ページ。▽飲食店▽インスタ映えスポット▽旅館・ホテル▽ハイキングコース▽歴史文化―の5項目で構成した。普通科学術探究コース総合学術系統の2、3年生47人が「総合的な探究の時間」の授業で企画・立案。5班に分かれて昨夏から取材し、記事作成や写真撮影のほか、冊子のデザインやレイアウトも担った。
ガイド本を作ったのは、身近にある浅間温泉を訪れたことがある生徒が、意外と少なかったため。インターネットに頼らず、足で歩いて情報を集めることにこだわった。
「オススメの飲食店」は、「ガッツリ肉を食べたい!」男性向けに山賊焼きの老舗店を掲載し、「噛めば噛むほど肉汁が溢れ出します」と紹介。甘い物に目がない女子向けには、おしゃれなカフェやあんみつが味わえる茶房などを取り上げた。
「インスタ映えスポット」は、温泉街の中心にある「わいわい広場」で買ったイチゴソフトクリームを、芝生を背景においしそうに写す方法や、温泉街の最北端にある御射神社春宮の鳥居を、スマートフォンでうまく撮影するこつなど。「旅館・ホテル」は、創業年や日帰り入浴の料金、宿に聞いたこだわりなどを記した。
「ハイキングコース」を担当した3年生の曽根原匠さん(18)は、市街地と北アルプスの眺望が楽しめる御殿山(860メートル)をPR。2、3年生6人で実際に登り、山頂からの風景や、途中にあるつり橋なども写真に収めた。「こんなに素晴らしい里山が身近にあることすら知らなかった。友達にも教えたい」
「インスタ映え―」担当の3年生、谷口遼さん(18)は「丸型の赤いポストが印象的だった。手紙は書かないが、書く気にさせてくれる。レトロな雰囲気がいいよね」。
編集長を務めた3年生の小口李花さん(17)は「驚きと発見がいっぱいあった。ぜひ手に取って、新たな気持ちで浅間温泉を見てほしい」と話す。
1300部を作り、掲載店に配ったほか、同校や浅間温泉観光協会、本郷公民館でも無料で配布している。同校℡0263・46・0555