春ラン2021 新しいスタイルで 走る喜びに笑顔

20日に信州スカイパーク(松本・塩尻市)で2年ぶりに開いた「春の松本ランニングフェスティバル2021」(TOYBOX・MGプレス主催、実行委員会主管、信濃毎日新聞社共催)。10回目の節目はコロナ禍で規模を縮小し、感染対策を徹底するなど新しいスタイルで開催し、出場者は愛好者同士で競ったり、自身の記録に挑んだりする楽しさを満喫した。
ランニングイベントでは先進の電子チケットを初導入。出場者はスマートフォンのアプリでせきやたん、味覚の有無などの体調をチェック後、スタッフに電子スタンプをスマホ画面に押してもらい、受け付けを完了した。リアルタイムでランナーの人数や状態などを把握でき、感染リスクの軽減に努めた。
大会を支えるボランティアスタッフも今回は公募せず、ゼッケンの受け渡しや給水などはセルフサービスに。主に実行委員が会場の案内などを担い、松本大陸上部OBで400メートル障害選手の清水泰志さん(26、松本市征矢野)は「いつもいろんな大会でボランティアにお世話になっている。今日は裏方として応援したい」と出場者を誘導した。
40歳代の部(男女153人出場)のトップでゴールした西沢紀元さん(44、大町市平)は、走っている間もマスクを外さずに力走。「コロナ禍で昨年、大会に出られなかったうっぷんを晴らした。天気が良く眺めも最高。春ランを開いてくれたことに感謝したい」。
最年長出場者の秋山平吉さん(81、松本市稲倉)は、弟の宗夫さん(78、同)と50歳以上の部に出場し、共に完走した。平吉さんは「80歳を区切りに走るのをやめようかと思ったが、昨年、春ランが中止になったので『もう一度』と挑戦した。弟も一緒で、人生最高の幸せ」と満面の笑みを見せた。
実行委員長で松本大陸上部顧問の白澤聖樹さん(50)は「コロナ禍で制約がある中、多くのランナーが両手を突き上げてゴールする姿に感動した。来年は以前のようにファミリー部門なども開催できたら」と願った。