図書館一角で美術展

大町市立大町図書館は4月11日まで、同市常盤のトールペイント作家・北原裕美さん(57)の作品展を開いている。地域で制作に励む人の作品を館内の一角で紹介する「図書館ギャラリー」と題した取り組み。花をテーマにした華やかさや安らぎが伝わる約50点が並ぶ。
埼玉県出身。1989年、当時暮らした米ロサンゼルスでトールペイントに出合った。その後、オーストラリアで現地のアーティストらに学ぶなどして刺激を受け、型にはまらない自由なスタイルで制作や指導に励む。2003年から夫の故郷・大町市で暮らす。
会場を大まかに、玄関、和室、ダイニングルームなどに設定したスペースに区分けし、実際に家で飾ったり使ったりする場面をイメージして展示。チェストや木製トレー、キャンドルスタンドの他、手鏡やティッシュボックス、スマホケースなどの日用品にも絵を付け、暮らしに密着した工芸であることもアピールしている。
汚れがあったが、絵を描いてよみがえらせたランプシェードも出展。捨てられる物品のリユースに活用できる点もトールペイントの魅力の一つという。
北原さんは手描きのレース模様や繊細なグラデーション表現などを駆使して制作しており、「心の安らぎや癒やしになり、生活に取り入れるヒントにつながればいい」と話す。
3月28日午後2時から、北原さんのギャラリートークを開く。作品解説の他、実演もある。同図書館電話0261・21・1616