笹井酒造が蜂蜜どぶろく「はちろく」発売

松本市島内の笹井酒造は、松本と安曇野産の蜂蜜を発酵させて造ったどぶろく「はちろく」を発売した。蜂蜜を発酵させて造る「ミード酒」をヒントに開発。同社によると、蜂蜜とどぶろくのコラボは全国的にも珍しいという。
濃度を薄めたアカシアの蜂蜜に清酒酵母を加え発酵させた後、米と米こうじを加え2次発酵。香りと口当たりが良く、アルコール度数が8%のほのかな甘口に仕上げた。
同社は、松本、大北地域で唯一、どぶろく製造免許のある酒造メーカー。7年前から米と米こうじで造るどぶろくを製造してきた。
新商品の開発を目指し数年前、県工業技術総合センターの指導で蜂蜜を使ったどぶろく造りに挑戦。蜂蜜がうまく発酵しないなど難航したが、コロナ禍で生まれた時間を利用して再度、試行錯誤し成功した。
杜氏(とうじ)の笹井康夫さん(48)によると、ミード酒は蜂蜜の種類で味わいが変わるという。山桜の蜂蜜を用いた商品も造り、春限定で松本城の桜開花宣言に合わせて発売。アカシアはすっきり、山桜は濃厚な味わいだ。
「『城下町まつもとのどぶろく』として発信していきたい」と笹井さん。「家庭で酒を飲むきっかけにもなれば」と話す。
720ミリリットル換算でアカシアを400本、山桜を200本製造。酒販店やスーパーなどで販売している。720ミリリットル入り1550円、300ミリリットル入り755円。同社℡0263・47・0762