軽自動車の霊柩車 信州組合が低価格葬祭部門新設

ホルモン焼きの移動販売や信州産焼き肉のたれの製造販売をしている「信州組合」(安曇野市三郷温)は、低価格で葬祭を執り行う「縁サービス」部門を新設した。軽自動車の霊柩(きゅう)車で遺体を自宅から火葬場に搬送するなど、コロナ禍で小規模化が進む葬祭に対応する。
軽自動車を改装した霊柩車は運輸支局の許可を取得。棺(ひつぎ)、棺布団、顔当て布、仏衣、骨箱、骨つぼ、ドライアイス(1日分)を用意し、各種手続きを代行する。病院~自宅の搬送のみのプランもある。一式の基本価格は9万7880円。
同組合を主宰する小澤康孝さん(49)の実父が昨年、がん宣告を受けた際、「立派な葬儀でなくていい。自由に送ってくれ」と言われたのが、低価格の葬儀を始めるきっかけ。葬儀社に相談したが、納得のいくプランがなく、今年2月に亡くなるまで自分で見送る準備をして家族で和やかに送ったという。
小澤さんは「小さくても故人に心を込めた自由な葬儀を広め、父の笑顔を忘れずにいたい」と話している。同組合℡0120・847・234