お香の世界 若い人に 「木目込み香」講座

木目込み人形の中に天然のお香を入れた「木目込み香」を作り、販売している安曇野市豊科の成香(のりか)(本名・吉井成子)さん(57)が、15日からNHK文化センター松本iCITY21教室(山形村)で始まる講座の講師を務める。「敷居が高いと思われがちなお香の世界を、若い人にも知ってほしい」と張り切っている。
「木目込み香」は、木の人形の中に白檀(びゃくだん)や桂皮など天然の刻み香材を調合して入れ、ちりめんや金襴(きんらん)などの布を貼って仕上げる。ひな人形や五月人形、干支 (えと) 飾り、まりなどがあり、姿も香りもすべてオリジナルの一点もの。長野市の香の店「古薫(こたき)」の香司(こうし)が考案し、商標登録している。
成香さんは一昨年のおよそ1年間、同店に通って講師の資格を得た。中信地区では1人だけといい、作品は県内の宿泊施設などで委託販売するほか、マルシェやインターネットサイトで販売している。
松本地方に専門店はなく、成香さんは「松本城の近くに店を出せたら」と夢を膨らませる。作り方はこれまでイベントなどで教えてきたが、定期的な講座は初めて。「愛らしい人形を通して幅広い世代に、奥深い香りの世界に親しんでほしい」と受講を呼び掛ける。
講座は6月まで毎月第1、3木曜の午前に開く。同教室TEL0263・97・395