ちひろ美術館「子どもとあそび」展

松川村の「安曇野ちひろ美術館」は5月30日まで、絵本画家いわさきちひろが子どもの遊びの情景を描いた作品を集めた「ちひろ・子どもとあそび」展を開いている。遊びに興じる子どものしぐさや季節感に引き込まれたり、登場する遊びを見て童心に帰ったり。ちひろの世界を、遊びという視点で切り取り紹介している。
絵本をはじめ、絵雑誌、育児書、童謡絵本、レコード盤面などの原画や資料など計約100点を展示している。
にじんだ赤色を背景に紙びな作りに没頭する一人遊びの女の子や、幼稚園で仲間や先生と遊ぶ姿を描いたもの、童謡の世界を表現した作品など多彩。子どもたちの服の多くは、きれいでモダンな色柄、デザインで、ちひろのファッションセンスも感じさせる。絵本「となりにきたこ」のピエゾグラフ作品(高精細な画像表現技法で再現した複製画)はパステルによる太く伸びやかな線描で、子どもの好奇心や感情をストレートに伝えている。
松川小3年の山口紗和さん(8)は「女の子の表情が好き」と、北原白秋作詞の童謡の世界を描いた「あめ」に見入っていた。同館広報担当者は「描き込まれた遊び道具や動植物、季節感や空気感なども楽しんでもらえたら」。
18日午後2時から、ちひろが描いた「どうわかるた」で遊ぶイベントを開く。家族や仲間2~4人程度の5組を先着順で受け付ける。要事前申し込み。
開館は午前10時~午後5時、水曜休館(5月5日開館、6日休館)。入館料900円(高校生以下無料)。TEL0261・62・0772