北信越大学リーグ 松本大8得点大勝

サッカーの第49回北信越大学リーグが10日、開幕した。5季連続で1部で戦う松本大は、ホームで福井工業大と対戦し、8─1と大勝して好スタートを切った。一方、松本大の下部チームで今季、社会人の北信越リーグで1部に初昇格したFCマツセロナは11日、アルティスタ浅間(小諸市・東御市)に0─7で大敗し、ホーム初戦を飾れなかった。
昨季3位の松本大は、同6位の福井工大を松商学園総合グラウンド(松本市)で迎え撃った。前半5分、FW瀬戸匠海(4年)がPKを決めて先制すると、その1分後、FW濱名真央(3年)の左クロスを瀬戸が右足で押し込み2点目。14分には1年生で唯一スタメンに選ばれたFW稲垣快大が折り返したパスを、DF手塚克志(3年)が左足でゴールし、直後に相手のカウンターで失点したが、その後も濱名が2ゴールするなど前半だけで7得点。
後半は終盤の42分、瀬戸が放った強烈なシュートを相手GKがはじき、飛び込んだ濱名が頭で押し込んだ。
次節は24日。松本大はホームで昨季5位の金沢大と対戦する。同日開幕する2部では、信州大が金沢工業大と敵地で戦う。

全国狙い果敢に

昨季は得失点差で全国大会の代替大会出場を逃した松本大。「今季は1点でも多く得点し、全国を狙う」と意気込む齊藤茂監督(43)は、接戦を予想していた開幕戦での大量得点に笑みをこぼした。
しかし、相手が守りを固めた後半はなかなか追加点が奪えず、ゲーム主将を務めた瀬戸が「消極的で、攻撃も単調になった」と反省したように、課題も残った。「昨季は(得失点で)10点足りなかった。決めるべきところで決めないと」(瀬戸)と大勝にも満足はしていない。
昨季はコロナ禍の特例で降格がなく、今季1部は2部から昇格の富山大と金沢学院大を加えた計10チームが、11月まで総当たり2回戦で争う。全日本大学選手権(インカレ)の出場権を手にするのは優勝校だけだ。
開幕戦でハットトリックを決めた背番号10のエース濱名は「今年こそ絶対に全国大会に出場したい。どんな場面でも得点に絡めるように果敢に攻めたい」と力を込めた。

強豪に完敗壁厚く
社会人1部昇格のマツセロナ

北信越リーグ1部で2戦目のマツセロナは、松本市のアルウィン芝生グラウンドで昨季2位の浅間に挑んだが、福井ユナイテッドFC(同1位)に0─5で敗れた開幕戦(3月21日)に続き、社会人の強豪の壁にはね返された。
前半は18分にGKとの1対1から先制されると24、27分と立て続けに失点し、終了間際にも2失点。後半は今季から松本大でコーチを務める元JリーガーのFW塩沢勝吾が出場したが、相手の勢いを止めることができず、セットプレーなどから失点を重ねた上、前後半通じてシュートゼロに終わった。
同大OBで今季からマツセロナを指揮する武本健太郎監督(23)は「先制されて気後れした。再調整したい」。昨季まで浅間でプレーした塩沢は「ほとんどがミスからの失点で、崩されてやられたわけではない。悲観せずにもっと自信を持ち、プレーの精度を上げていこう」と学生を鼓舞した。
マツセロナは次節(25日)、昨季4位のJAPANサッカーカレッジ(新潟)と松商学園総合グラウンドで対戦。同日開幕する2部では、アンテロープ塩尻が長岡ビルボード(新潟)と敵地で対戦する。