薄町町会 修復終え「お船」披露

松本市里山辺の薄町町会は5月4日、須々岐水(すすきがわ)神社の例祭に合わせ、全面改修を終えた県宝の「お船」を初お披露目する。新型コロナウイルスの影響でお船の曳行(えいこう)は今年も中止と決めたが、「かつての輝きを取り戻した姿を見てもらえれば」と午前10時~午後2時、同神社鳥居横に展示する。
お船は江戸時代末期、1864(元治元)年建造とされ、157年ぶりに当時の姿に復元。同町会は2006年から修理費の積み立てを始め、2015年、本格的に修復に向けて動きだした。昨年の例祭後に解体し、岐阜県高山市の「八野大工」へ。漆塗りや金(きん)箔(ぱく)貼りは、塩尻市木曽平沢の「かどや漆器店」が手掛け、3月に戻った後、境内で組み立て28日に竣工(しゅんこう)式をした。
上兼忠・町会長(74)は「お船は町民にとって誇りであり象徴。改修にご協力いただいた皆さんと共に喜び、今後も後世に引き継いでいきたい」と話した。
雨天の場合は翌5日同時刻に順延の予定。例祭の神事は例年通り行い、昨年は中止した氏子小学生による舞も奉納する。