上高地の自然解説 山部さんガイド出版

北アルプス・上高地のガイド組織「ファイブセンス」で現場責任者を務める山部茜さん(34)が「ネイチャーガイドさくらの上高地フィールドノート」を出版した。上高地エリアの紹介、一帯の動植物、歴史などの基本情報を写真と共に掲載。中部山岳国立公園に位置する上高地の自然を守りながら楽しむためのガイドブックだ。
表紙のイラストデザインは新海誠監督(小海町出身)のアニメ映画「君の名は。」で美術監督を務めた丹治匠さんが手掛けた。題名の「さくら」は山部さんのガイドネームだ。
「じっくり歩く」の章は、大正池、田代橋、河童橋、明神池、徳沢といった地点を結ぶ散策路と所要時間、風景、ビジターセンターなどの主要施設を紹介。「花鳥風月を楽しむ」では、ニリンソウなどの草花、一帯で見られる野鳥などを解説している。「上高地の基本」は、植物や生き物を採集捕獲しない、餌を与えない、踏み込まないといった基本ルールなどを載せた。
昨年、ファイブセンスが環境省などが主催する「エコツーリズム大賞」の特別賞を受賞したのを機に、五千尺が信毎書籍出版センターから発行。山部さんがシーズンオフに信毎メディアガーデンで行った「上高地講習会」の内容をベースにまとめ、MGプレスが編集・制作に協力した。
ファイブセンスは、五千尺ホテル上高地を拠点に活動。山部さんは「楽しみ方として、写真だけで眺めるのも良いし、基礎情報だけでなく、ガイド目線での魅力も書き込みました」と話している。
B5判、1650円。県内主要書店、信毎ふれあいネットなどで販売している。問い合わせは同ホテルTEL0263・95・2111