初心者向け「ぴかぴか芝居塾」再開

松本市のまつもと演劇連合会は9日、毎春恒例の初心者向け演劇ワークショップ「ぴかぴか芝居塾」を上土劇場(大手4)で始めた。昨年はコロナ禍で中止したが、18回目となる今回は定員を減らして声を出さない工夫をし、全7回の予定で開講。受講する10~40代の男女9人は、最終日の発表会に向け練習を重ねている。
初日の自己紹介を兼ねた「名前ダンス」では、自身の名前の頭文字に見えるように体を曲げたり、愛称をイメージしたリズムに合わせて跳ねたり。全員でも踊ってそれぞれの名前を体で覚えた。互いに差し出した指が触れないように移動しながら人数を増やしていく「指の旅」では、集団になるにつれ一体感が生まれていくようだった。
受講生の岡本恵さん(42、高宮)は「初対面なのに短時間で打ち解けた。次回も楽しみ」。上條誉寛さん(33、安曇野市穂高)は「『コロナ禍の中でも楽しかった』と振り返りたいから、今この瞬間を楽しみたい」ときっぱり。講師で連合会所属劇団「HOME」代表の神戸カナさん(35、塩尻市北小野)は「コロナ禍で自身の内面を見つめた人が多いと思う。一人一人の新しい自分を引き出して表現させたい」と意気込む。
2003年の1回目以降300人余が受講した。劇団を立ち上げた人や劇団員になった人もおり、約60人いる連合会会員の半数以上を占める。永高英雄会長(58、松本市笹賀)は「おっかなびっくりだが、満を持して再開した。松本地域の演劇に欠かせない講座で、これを土台に経験者向けの継続的な講座も開きたい」と話す。
発表会は29日午後3時開演予定。無料。問い合わせは上土劇場TEL0263・32・0088