都市大塩尻女子バレー 「全国制覇」へ気持ち引き締め

県外強豪に敗れ仕切り直し

バレーボールの第73回全日本高校選手権(春高バレー、1月・東京)女子で8強入りした都市大塩尻に今春、1年生14人が加わり、新チームが始動した。17日は塩尻市の新総合体育館ユメックスアリーナのこけら落としで、強豪の福井工業大付属福井と対戦して敗れたが、悲願の全国制覇に向けて気持ちを引き締めた。
両校は春高直後の新人県大会(1月)をそれぞれ制し、北信越大会で顔を合わせる見込みだったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止で中止に。今回、3セットのエキシビションマッチを行った。
都市大塩尻はエース伊藤舞理凜(まりりん)(3年)をはじめ、ウイングスパイカーの北村莉来(りこ)(同)、ミドルブロッカーの伊藤采音(あやね)(2年)ら春高に出場したメンバーを中心に果敢に攻めたが、立ち上がりのミスやスパイクのコースが外れたことなどが響き、1セット目を21-25で落とした。
2セット目は13-12から逆転されて一時8点差をつけられたが、オポジットの1年生、北村萌恵(もえ)(佐久臼田中出)らの好プレーで、終盤に6連続ポイントを挙げて追い上げた。が、最後は決め切れず23-25。シーソーゲームの3セット目も、ブロックアウトを取られるなどして22-25で落とした。

新体育館お披露目の記念試合で公式戦ではないとはいえ、「地元で1セットも取れず、ふがいない戦いを見せてしまった」と都市大塩尻の今井一仁監督。試合後に「それで本当に、日本一を目指していると言えるのか」と選手に問い掛けた。
春高は初戦で強豪の八王子実践(東京)にフルセットの末に逆転勝ちし、準々決勝まで駒を進めた。3年生の引退後、新人県大会は決勝まで5戦をすべてストレート勝ちするなど順調に見えたが、他県の実力校との対戦で、厳しい現実を突き付けられた。
エースの伊藤舞は「決めるべきところで決められなかったのは自分の力不足。もっと積極的にチームを引っ張りたい」と前を向き、新チームで主将も務める司令塔のセッター藤澤歩夢(あゆむ)(3年)は「仲間を信じ切る力が足りなかった。もう一度原点に立ち返り、公式戦で負けないように準備したい。チーム一丸となり、今年こそ全国制覇」と気合を入れ直した。