【こだわりのワークスタイル】農業編「アウトドア用品取り入れて」

さまざまな職種の働く人を訪ねて服装を拝見する新コーナー「こだわりのワークスタイル」の1回目は「農業」。春本番、農作業が本格化してきた。暑かったり、ほこりっぽかったりだが、少しでも快適に仕事をしたい。服装で工夫できることはないか。県農ある暮らし相談センター(塩尻市宗賀)の農業アドバイザー、山村まゆさん(41)を訪ねた。
普段の作業姿で、というお願いに現れた山村さんは、ハイキングに行くかのよう。小ぎれい過ぎませんか?
「いかにもという格好は好きじゃないんです」。自分なりの基準で選ぶと、農業用品ではなく、アウトドア用品が多くなるという。
例えば、ズボンは海外ブランドのトレッキング用。汗にべたつかず、防水や耐久性、汚れの落ちやすさも考えた。農作業に便利な、たっぷりしたポケットが付くメンズにした。
耐用年数も考え、値は張っても良いものを、と思う。とはいえ、バザーやネット販売の活用は怠らない。シャツなどは、かつての自分の外出着だ。
東京生まれで、2007年に塩尻に移住、花や野菜を作る。19年に同センターができたときから、就農や移住の相談を受けている。
「土のある暮らしに憧れていた」という。野良着の色味も、畑や草木になじむように選ぶ。「せっかくなら自分の納得する格好でやりたい」。そのこだわりこそ快適さの原点。生き方を映すようなスタイルに納得した。