チラベルト杯県少年サッカー 山雅V4

中信対決逆転で制す

小学生サッカーの第20回チラベルトカップ県少年大会決勝(9日・松本市かりがねサッカー場)は、松本山雅FC・U-12がアンテロープ塩尻ジュニアAを延長の末3-1で破り、参加96チームの頂点に立った。山雅の優勝は4大会連続4回目。
8人制、前後半20分ずつ。同日の準決勝で山雅は南箕輪フットボールクラブジュニアを3-0、アンテはFCフェローズジュニアA(長野市)を2-0でそれぞれ下した。
決勝は前半4分、アンテの樋口修也(桔梗6)がゴール前のこぼれ球を右足で押し込み先制。追う山雅は後半18分、ペナルティーエリア内で倒された吉澤凰河(おうが)(島立5)が自らPKを決めて同点に。
延長(前後半5分ずつ)後半2分、山雅は中央からドリブルで切り込んだ田上颯真(岡田6)が、左足でシュートを決めて勝ち越し、終了間際に吉澤が右足で追加点を挙げた。
大会は松本市と市サッカー協会でつくる実行委員会が主催し、昨年はコロナ禍で中止されて2年ぶりの開催。4月10日から延べ5日間にわたって開き、20回目を機に試合の機会を増やそうと、前回までトーナメントだった1、2回戦をリーグに変更。準々決勝からトーナメントで争った。

「勝利」を信じて最後まで諦めず

中信の強豪両チームが激しい攻防を繰り広げた決勝。先制したアンテが逃げ切るかと思われた土壇場で、山雅は吉澤が倒されてPKを得た。「決めなければ負ける。強い気持ちで蹴った」というシュートをゴール右隅に突き刺し、逆転劇の幕を開けた。
6年生に交じって先発に名前を連ねた吉澤は、準決勝でも1得点して大会優秀選手に選ばれる活躍。「(決勝は)優勝が懸かった試合でプレッシャーもあったが、勝ち切ることができて本当に良かった」と胸をなで下ろした。
山雅の大野田和希主将(開智6)は「勝因は最後まで諦めず、全員がチームの勝利を信じて戦ったこと」。矢田部匡監督(35)は「逆転で優勝できたのは、今後の大きな自信になる。さらに技術を磨き、上を目指したい」と、選手と喜びを分かち合った。

○…山雅・田上(決勝延長後半に逆転のゴール)「前半にイエローカードをもらったが、交代させずに使ってくれたことに感謝したい。借りを返し、チームの勝利に貢献できたのがうれしい」
●…アンテ・小松幹也監督「立ち上がりは良かったが、後半は足が止まってしまった。もっと落ち着いてボールを回せたら、違う展開になっていたかもしれないが、これが今の実力。次への糧にしたい」